MENU

ガス代の節約術

あなたは、毎月のガス代、どれぐらいかかっているか、把握していますか?お風呂やシャワー、料理などでお世話になっている割には、けっこう無頓着にガスを使っていませんか?

毎月支払う電気代や通信費同様、ちょっとした心がけで、ガス代を節約することができます。ここでは、ガス代の節約方法についてご説明します。

〇 多くガスを使う場所こそ、節約を!

家庭の中でガスを多く使う順番に、どんな節約法があるか見ていきましょう

• お風呂

家庭でガスを一番多く使うのは、お風呂です。ガス使用量の半分、冬場だと8割になるとも言われています。

どんな使い方をすると、ガスを多く使うのでしょうか?

追い炊き

長時間のシャワー

節約のためには、これらをなるべく避けるようにすることが大切です。

一人暮らしでも、お風呂を沸かしてすぐ入らないで、しばらく経ってから入ろうとすると、お湯が冷めて追い炊きするってことありますが、追い炊きは、意外にガスを使います。保温シートや蓋をすると、お湯が冷めることを防げます。究極のガス代節約は、沸かしたら、できるだけすぐに入ることです。

遠赤セラミックボールという節約グッズもおすすめです。電子レンジで温めて、お湯に沈めておくと冷めにくく保温ができます。

• 調理

お風呂の次に、ガスをたくさん使う場所は、キッチンです。ガス使用量の3~4割を占めています。キッチンでのガス使用については、節約術がいっぱいあります。順を追ってご説明します。

調理をしたり、お湯を沸かしたりするとき、いつも強火でガーっとガスを使っていませんか?一番効率がいいのは、中火です。鍋の底から炎が出ないぐらいがベストです。強火を中火にするだけで年間数百円節約できます。数百円と侮るなかれ!「チリも積もれば山となる」ですよ。

煮炊きするときも、最後まで火にかけず、余熱を利用するとずいぶん違います。蓋も必ず使いましょう。

小さなお鍋より大きめのお鍋の方が熱効率がいいです。一人暮らしならお持ちじゃないかもしれませんが、圧力鍋や保温鍋も効果的です。

冷凍食品は、レンジで解凍してから調理すると調理時間が短くて済みます。一人分の揚げ物なら、買ってきた方がお得です。

• 食器などの洗いもの

食器などを洗うとき、お湯を流し放しで洗っていませんか?ガスを多く使います。溜め置き洗いをしましょう。1分で約6円かかります。長く洗えば洗うほど、ガス代がかかります。

寒い時期は、お湯を使いたいですが、なるべく温度を低めにして短時間の使用にするか、ゴム手袋を利用しましょう。

〇 ガス代を節約するための節約術

• ガスの自由化で、好きなガス会社が選べます!

ガスの自由化が話題になっています。全国に公営、私営を含めて200以上のガス会社があります。複数のガス会社と契約できるエリアに住んでいる場合、安いガス会社を選択するといいでしょう。年間数千円~数万円の節約になります。

ただ、すべての地域でその恩恵に浴することはできませんが、その場合は、さきほどの節約術で使用量を減らしましょう。

もし、変更が可能なら、プロパンガスもいいです。プロパンガスは都市ガスに比べて高いですが、プロパンガス供給会社を変えることによって、基本料金を安く抑えることができます。

基本料金も、300円ダウンするだけで年間3600円の節約になります。調べてみるという手間を惜しまなければ、節約の道もいろいろあります。

• お湯は沸かすより貯める方がお得!

浴槽のどれぐらいまでお湯を張っていますか?もし、8分目ぐらいまで溜めているのなら、5~6分目ぐらいにしておきましょう。

1回の入浴にかかるガス代は、平均約50円になりますから、溜めるお湯の量を減らすことでガス代を節約できます。

冬場はシャワーよりお風呂の方がお得です。寒い冬にシャワーで温まろうとすると長時間シャワーを出し続けなければなりませんが、湯船につかるとすぐに温まります。シャワーとお風呂を臨機応変に使い分けましょう。

• 追い炊きをやめれば、年間10,000円の節約!

浴槽200ℓの水の温度を1℃上げるためには、約3円が必要です。冷めて追い炊きで10℃揚げると1ヶ月1,000円かかります。年間にすると10,000円以上の節約が可能です。究極の節約は沸かしたら、すぐ入りましょう。すぐに入れない場合は、保温シートを利用するとお湯が冷めにくくなります。

• シャワーの時間を短くしよう!

1分シャワーを使うと、5.5円のガス代がかかります。たった3分減らすだけで、1回で16.5円節約できます。毎日シャワーをあびる人なら、1週間で110円、1ヶ月で500円、1年なら6,000円の節約です。ちょっと早めにシャワーを切り上げるだけでこれだけの効果があります。

ガス代だけではありません。シャワー時間を短くすれば、当然水道代の節約にもつながります。15分以上シャワーを浴びるのなら、お湯を貯めた方がお得です。

• 複数のガスコンロを並行して使わず、一口だけを集中使用で節約!

一口のガスコンロを使い続けると、熱効率が4%もアップします。節約額は少ないですが、「チリツモ」ですよ。

お湯を沸かすときは、ガスコンロより給湯器がガス代の節約ができます。1杯分のお湯なら、電子レンジがおすすめです。

ちなみにガスコンロ4円、給湯器3円、電気ケトル3円です。節約できる額は小さいですが、こういう小さなことにまで目を配れることが、節約勝利の王道です。ただ、気にしすぎて、「節約なんてやめた!」とならないよう、自分で加減しましょう。

• 給湯器の設定温度を下げるだけで節約!

37℃のお湯と39℃のお湯の違い、判りますか?ほとんどわからないと思います。習慣で39℃にしているのなら、少し設定温度を下げるだけで、ガス使用量が少なくなります。

• 床暖房はタイマーを上手に使おう!

ガス温水床暖房を利用している場合、だらだら使わず、タイマーで使用時間を短くしましょう。必要な時間だけオンにするだけでずいぶん違います。

まとめ

一人暮らしのかたのためのガス代節約術をご紹介しました。通信費や携帯代のように、大幅なダウンは望めないかもしれませんが、コツコツと節約すれば、意外に大きな節約額になります。「ローマの道も一歩から」大きな夢に向かって、小さな節約を頑張りましょう。